第二次国分寺市総合ビジョン審査特別委員会が行われました

次期国分寺総合ビジョンについて2日間の審議が終わり、全員賛成で可決しました。

次期国分寺市ビジョンは、国分寺市自治基本条例に基づき定める、来年度から8年間の市の最上位の基本構想です。

庁内での若手職員を中心としたワークショップ4回、市民向けワークショップ4回、大学生向けワークショップ2回、公募市民・有識者・市内関係団体などの代表者で構成される「第2次国分寺市総合ビジョン等策定検討委員会」による5回の会議を経てつくられたビジョン案。

6月に募集したパブリックコメントには、7名の方から34件のご意見をいただきました。
(案)に反映済みの意見 6。今回、反映した意見 7。

前期実行計画の骨子案についても、議論されました。

今回の委員会での私の主な質問

「妊娠・出産から子育て期まで切れ目なく子育て家庭を支援します」
→骨子案には「切れ目のない」という言葉が多用されているが、その具体的な意味を明記し、しっかりと伴走型相談支援をしてほしい。

「主体的に未来を切り拓く力の育成」(学校教育)
→現在のビジョンでは取組方針1に掲げられている「人権教育の推進」がなくなり「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」となった。「いじめ防止に向けた取組の一層の充実」はあるが、人権の学びはいじめ防止だけではない。昨年実施されたアンケートにより、自分のことを大切に思うことができない子どもたちが小学生で約3割もいることが明らかになり、この施策の指標も「自分には良いところがある」という問いに対し肯定的な回答をした小中学生の割合とある。自尊感情を高めるためにも人権教育の重要性について、再考してほしい。

→現状と課題で、不登校児童・生徒について触れられていない。学校に行けない子どもたちへの対応は大きな課題。教育ビジョンでは触れているが、最上位計画である総合ビジョンでも取り上げるべき。指標として、不登校児童・生徒の出現率を求める。

「すべての子どもたちが輝く教育環境を整えます」(教育環境整備)
→現ビジョンでは学校教育のカテゴリーに入っていた、特別支援教育が今回の案では環境整備に。支援学級の増設に向けてということで一定理解はするが、教職員配置などハード面以外の環境整備についても触れてほしい。また現ビジョンに書かれている「通常学級での支援」「合理的配慮の推進」「自立や社会参加に向けた取組」というとても大切な視点が抜け落ちているのでは。再考を。など教育について主に質疑しました。
次回の定例会で修正案が出てくる予定ですので、またそこでしっかりと見ていきます。