こどものつうやく 深津高子さんのお話会

深津高子さんのお話会(3月30日)を事務所とオンラインで行いました。深津さん、参加してくださった方々ありがとうございました。

赤ちゃんの成長から認知症のケアまで、存在の尊重に基づいたアプローチについて、海外の事例も交えたお話しを伺いました。ひとりひとりが大切にされる社会の実現のためには、こうした考え方の共有が根底になくてはならないと強く思いました。
またこうした場を設けていきます。

参加者の方が、早速感想を寄せてくださいましたので、ご了承いただき、こちらでご紹介させていただきます。

【深津高子さんのお話会 感想】
深津さんのお話が聞きたくて、参加しました。最初にお会いしたときは、インクルーシブ公園設立の話を事務所でした日でした。海外の障害がある人もない人も、みんなが一緒に暮らす街の話をしてくださって、すごくワクワクしたのを覚えています。
今日は、「子どもが育ちやすい土づくり」について、①なぜ乳幼児期が大切か②自分で考える市民を増やすには③都市計画に子どもを④モンテッソーリの考え方からの認知症へのアプローチ、を、主に、0歳から6歳にスポットを当てて、話してくれました。
私が印象的だったのは、②の話で、自分で自分の意見を言えるようになるには、自分の意見を持つようになるには、「五感を使ってたくさん過ごしていくと、それらが思考の土台となる」という話でした。遊びの中で、五感を使うことを大切にする、は、よく聞いていて、それぞれの五感を刺激することから促される発達段階があることも、感覚統合の必要性などと一緒に聞いてはいました。でも、そのことが、まさに、思考の土台となる、とは!言葉を話せる話せないではなく、五感を使う、感覚を研ぎ澄ましていくことで、自分の心地よさや、不快を知り、自分を知っていき、自分の考えの土台を作っていくんだなぁと、子どもの9歳の育ちが今まさにそこにあることとリンクして、ストンと落ちてきました。
戦争回避は政治の役割、平和構築は教育の役割、という話も、印象的でした。平和、他者を思いやる、大切にする、そんな文化は教育の中で育まれるのかなと、改めて思いました。
また、乳幼児期の育ちの環境がいかに大切で、周りの人達からどんなエネルギーを受けてきたかが、その後のその子の人生に深く根ざしていくというお話、そうなんだよな、と思いました。
認知症へのアプローチの話もさらに詳しく、また思春期の話もぜひまた聞いてみたいなぁと思いました!ありがとうございました!