元町用水を見に行ってきました~湧水を集めて流れる水のみちを大切に~

先日、地域の方からお声がけいただき、岩永やす代都議と元町用水を見に行ってきました。
真姿の池湧水群や国分寺境内周辺からの湧水が集まって流れる水路を元町用水といいます。この流れは国分寺街道の一里塚交差点近くにある不動橋で日立中央研究所大池を源泉とする野川と合流しています。「お鷹の道」の脇を流れているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。ボランティアの方々の尽力で初夏の頃には蛍も見られる美しい清流です。
 元町地域の方たちが古くから大切に思い、手入れをしてきてくださったこの用水ですが、散策路を外れると周辺や川底に草が生い茂り、流れが淀んでしまっているところもありました。
また、周辺は、東京都の都市計道路(国分寺3・4・111府中国分寺線外2路線)予定地と重なっており、既に売却された土地はアスファルトで舗装され殺伐とした情景のところもありました。今後、事業計画が進んだ場合に、この用水や自然環境はどうなってしまうのかと、不安に思っている方が多くいます。今後とも、市民の方と情報交換しながら動向を注視し、自然環境損なわないよう提案していきたいと思います。
また、地下水・湧水については、地下水へのPFAS混入の問題から、真姿の池湧水群の水質検査をしてほしいという声が多く聞かれ市にも届いています。観光客も多く訪れる地域の大切な資源である緑と水。子どもも大人も安心して親しめるよう、市に整備や水質検査を求めたいと思います。
今後とも、水辺の環境づくりや清掃などボランティアとして参加できるような、きっかけづくりも、市民の方たちとともに考えていきたいと思います。