文京区のインクルーシブな教育の取り組みを視察しました
東京・生活者ネットワークの子ども部会で文京区柳町小学校の視察に伺いました。創立120年を超える歴史ある学校では、新校舎の建設準備が始まっていました。
文京区では、障害の有無に関わらず、子どもがともに育っていくための特別支援学級と通常級の交流及び共同学習に力を入れています。
ロッカー、靴箱、傘立て等は通常級のなかで50音順配列。
文京区として交流及び共同学習のためのガイドラインを策定。
特別支援学級に籍を置く児童も国語・算数・道徳以外は一人ひとりの個別指導計画に基づきながら通常級で学んでいます。
文京区独自で会計年度任用職員の「交流及び共同学習支援員」を学級数プラス2名配置。
支援の隙間を埋める形で有償ボランティア「バリアフリーパートナー」も。
また、卒業生やその保護者などから組織される地域学校協働本部があり学校を支えることで、教員が異動となっても学校の方針が長く引き継がれ、地域理解も深まっていっているとのことでした。これはまさに理想的なコミュニティスクールの仕組み!
国分寺市では住んでいる場所で通える学校が決まってしまっていますが、文京区は学区制をとっておらず、通いたい学校を選択できるとのこと。さまざまな取り組みはとても参考になりました。
文京区のこうしたインクルーシブな取り組みを知り、他区から引っ越してこられる方もいらっしゃるそうです。
さまざまな学校の視察に伺う中で、障害があってもなくてもそれぞれの特性を理解しあい、誰もが自分らしく学び育つ環境についてどうあればよいのか、ずっと考え続けています。