小学校の「校庭キャンプ」に参加しました
小学校の校庭キャンプに参加しました。夕方から夜にかけて、参加希望した6年生約60人が鬼ごっこや焚き火、キャンプファイヤー、肝試しを楽しみました。
このキャンプは、令和元年度までは、国分寺市子育て・子育ちいきいき計画 (第二期国分寺市次世代育成支援対策地域行動計画)に基づき、地域の住民が参画した世代間交流の推進を目的とし、市主催事業として各小学校で実施されてきたものです。
令和2年度以降は主催を学校、放課後子どもプラン、地域の方やPTAで組織された実行委員会など、各校それぞれのやり方で担い、コロナ禍の令和2年度も7校で、令和3年度は5校で実施されました。今年度は8校で実施予定。うち、この日で5校が開催を終えました。
コロナ禍で学校行事や地域イベントが軒並み無くなってしまった間も、なんとかやれることはないかと、熱い思いで知恵を出し合いながら対話を続けてきた各校の実行委員の方たちは、状況を共有したり、困りごとを相談しあったり、無事の開催を喜びあうような横のつながりがしっかりと結ばれたネットワークをつくっており、それがこのコロナ禍でもこれだけ実施できている力になっていると感じました。
市の社会教育課は、テントやキャンプファイヤーで使う備品の貸し出し、運搬、保険の加入や警備員配置など、安全に円滑に実施できるよう実行委員会をバックアップしています。
地域の方の発案でキャンプを始めたのがこの小学校だったと伺い、地域から生まれた取り組みが、市の計画に位置付けられたことで全校に広がり、そしてまた地域の手に戻ってきたこの10数年に思いを馳せました。
近隣の大学生たちや、当時ここでキャンプを体験したという高校生たちも、当日だけではなく準備段階から参加してくれたとのこと。また実行委員の保護者たちは有志の集まりだったことから、気持ちやできることを持ち寄りこの日を迎え、みんなで楽しもうという思いが溢れる場となりました。
学校という場所が、子どもを中心にして、世代を問わず、ともに育ち合える地域交流の場としての在り方を示してくれた夜でした。
国分寺市子育て・子育ちいきいき計画は、行政と子育て家庭、地域で住み活動する市民等による協力・協働・連携によって、子ども自身の成長やすべての子育て家庭を支援するとともに、家庭や地域において育つ喜び、子育ての喜びが実感でき、地域社会が、子どもが健やかに成長していける場(=居場所)となることを目指して、市の今後の子育て・子育ち施策の具体的な方向 や取り組む内容について定めることを目的とした、行政、地域、保護者、有識者が議論を重ねて作り上げた計画でした。これを機に改めて読み返し、その思いを次につなげていきたいと思います。