災害時における議会、議員の役割〜研修に参加しました

選挙後の27日から1泊2日で、市町村議会議員研修に参加しました。
応募者多数のため抽選となったこの研修。80名の参加者のうち東京都からは私のみ。
選挙の前に課題の提出があり大変でしたが、とても学びの深い2日間でした。

市民の命を守るために、議会として、議員として平時にできることは何なのか。
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター 教授の林春男先生からは、「災害リスク低減に果たす議会の役割」について。
板橋区で防災課長、福祉事務所長、福祉部長、危機管理担当部長、議会事務局長を歴任された跡見学園女子大学の鍵屋一先生からは、「平時の防災と議員の役割」、
「災害時、復旧・復興期の議員の役割」について、阪神・淡路大震災や東日本大震災などの具体的な事例を元にした講義と演習ありました。

演習では、三重県志摩市、岡山県備前市、沖縄県西原町の議員の方と同じ班となりワールドカフェ形式で、座学で学んだことを実際にどう活かし、動いたらよいのかを出し合いました。
それぞれの自治体の規模や実情は違えども、未曾有の災害が起きる前に日頃から議員としてできることは変わりません。
二期目の任期のスタートのこのタイミングで、少しでも暮らしが良くなるようにと奮闘している方々と共に学び交流できたことは、私のこれからの活動にとって大きな力となりました。

基礎自治体にとって最も重要な責務は、市民の命を最前線で守ることです。しかし、大規模な災害の場合には、職員も議員も被災者、被害者となるという想定をしつつ計画を立てる必要があるとの視点にハッとしました。
研修の内容を生かして、今後の提案につなげていきたいと思います。
安心、安全なまちづくりについて、これからも皆さんと考えていきます。どうぞお声をお寄せください。